
森下仁丹(もりしたじんたん)のビフィーナは長年に渡ってシェアNo.1の乳酸菌・ビフィズス菌サプリメントです。
2015年4月から機能性表示食品の制度が開始されましたが、ビフィーナはサプリメントでは整腸作用という保健効果から最初の機能性表示食品になりました。
ビフィズス菌・乳酸菌の他にオリゴ糖の一種・ラフィノースを0.3g含んでいます。
ラフィノース(オリゴ糖)はヒトの消化酵素で分解されず大腸まで届いて、ビフィズス菌などの善玉菌のエサになります。
ビフィーナはプロバイオティクス(生きた菌による効果)とプレバイオティクス(菌を含まず腸内環境を改善する食品)の両方の要素を持つシンバイオティクスの製品ということになります。
ビフィーナ『R』『S』『EX』はビフィズス菌BB536株の菌数の違い
ビフィーナシリーズには『ビフィーナR(レビュラー)』『ビフィーナS(スーパー)』『ビフィーナEX(エクセレント)』があり、それぞれの違いはビフィズス菌BB536株の菌数が、
- ビフィーナRは25億個
- ビフィーナSは50億個
- ビフィーナEXは100億個
と、なっている点です。
今回はビフィーナSを購入しました。
ビフィーナSに含まれる善玉菌
菌の名前 | 菌の状態 | 菌の強さ | 菌の由来 |
---|---|---|---|
ビフィズス菌BB536株 | 生菌 | 生きたまま腸に到達する | ヒト由来 |
乳酸菌ガセリ菌 | 生菌 | 生きたまま腸に到達する | - |
乳酸菌アシドフィルス菌 | 生菌 | 生きたまま腸に到達する | - |
ビフィーナSにはビフィズス菌ロンガムBB536株が50億個、
乳酸菌ガセリ菌、乳酸菌アシドフィルス菌、これら2種類の乳酸菌が併せて10億個含まれています。
森下仁丹社が長い歳月を費やして開発した腸まで到達してから溶ける『ハイパープロテクトカプセル』に包み込まれ、BB536株は高い生存率で腸に到達します。
使用される菌が変更された
ビフィーナといえばかつては森下仁丹独自の乳酸菌ビフィズス菌JBL01株が使用されていました。
この菌を関与成分として機能性表示食品にもなりました。
しかしながらその後、使用される菌はビフィズス菌BB536株に変更されています。
ビフィズス菌BB536株は世界30カ国以上に輸出され、研究成果も非常に充実したビフィズス菌です。
この変更によりビフィーナはオリジナリティをやや失ってしまったものの、さらに魅力的な製品になったと思われます。
さらに以前は乳酸菌についてはJEF01株とJLG01株の2種類の乳酸菌がビフィーナに含まれていたようですが、現在では乳酸菌については「アシドフィルス菌末、ガセリ菌末」と表記してあるのみです。
味・飲み方
味はレモン風味です。
摂取する際には、カプセルを噛んで飲むのはもちろん厳禁です。
せっかくの『ハイパープロテクトカプセル』が壊れてしまいますからね。
ハイパープロテクトカプセルに守られてビフィズス菌BB536株は高い生存率で腸に到達します。
1日1包を目安に、水などと一緒に噛まずにお召し上がりください。
プロバイオティクスのサプリメントを摂取するタイミングは、一般的には”胃酸の薄まった食後”とされることが多いですが、ビフィーナのビフィズス菌は『ハイパープロテクトカプセル』で、しっかりと守られているためか、特に摂取のタイミングの指定はありません。
ビフィーナは好きなときに飲んで良さそうです。
ビフィーナSの効果
ビフィーナの効果には科学的根拠がある
ビフィーナは機能性表示食品の製品です。
ビフィーナは、『整腸作用』の機能性について科学的根拠に基づき、消費者庁から表示許可を得ている信頼のプロバイオティクスです。
ビフィズス菌BB536株の効果
BB536株は整腸作用以外の多くの研究成果も報告されています。
長い歴史を持ち、海外にも輸出される日本発のヒト由来のビフィズス菌です。
ビフィズス菌BB536株は「おなかの調子を整える」という保健効果から特定保健用食品及び機能性表示食品の関与成分にもなっています。
- 便秘予防と解消
- インフルエンザ予防
- NK細胞活性化
- 花粉症予防
- ETBF菌を抑制して大腸ガンを予防
- コレステロール値の低下作用
- 病原性大腸菌0-157感染予防(マウスでの実験)
- 潰瘍性大腸炎の症状を抑制
- 骨の強度増強(骨粗しょう症のラットでの実験)
- 肌状態の改善
ビフィズス菌BB536株にはこのような効果が期待されます。
(※菌の効果は「研究成果」であり、本製品の効果ではありません。)
ビフィーナの副作用は?
プロバイオティクスは良くも悪くも効果がマイルドなことが特徴です。
医薬品ではないビフィーナには、いわゆる『副作用』というものはありません。
入手方法など
ビフィーナシリーズはいくつかのドラッグストアで見かけたことがあります。ビフィーナRを売っている場合が多い感じでしょうか。
ビフィーナSはビフィーナRの2倍のビフィズス菌BB536株が入っていますが、価格は2倍しないのでビフィーナSのほうがお得感があります。